通関士学習1年目【不合格体験記2】私はこうして受験に失敗した
フォーサイトに申し込むと、学習に必要なマイページが翌日には作られ、教材もすぐに送られてきました。教材が送られてくるまで、マイページを見ていたのですが、「私たちはアナタを合格させたいんだ」という思いがヒシヒシと伝わってくるものでした。
ただ、教材が到着して実務の過去問題を見たとき、問題文の意味が分からな過ぎて
「私は、とんでもないことを始めてしまったのかもしれない」
「これはヤベーことになったぞ」
と思ったものの、もうカネ払ったし、後には戻れないなと覚悟を決めました。
また、教材到着日にマイページ内で一日のスケジュール(何曜日はどの時間帯で勉強できるか)を入力すると、試験日までの学習計画を立ててくれました。テキスト読み(インプット)⇒過去問題集(アウトプット)が3回転できる計画になっていました。実際学習してみると、初学者には難しい内容で、私は試験日まで2回転しかできませんでした。
他の人の電卓の音が気になるだろうし、試験中のペース配分など場に慣れるためにも模擬試験を受けた方がいいと言われ、関税協会の模試を申し込みました。
模試を受ける前は「他人の電卓の音がうるさいとか思う訳ないだろ」と思ってましたが、実際に模試を受けて「電卓の音」の意味が分かりました。
実務の時間になると、すぐに電卓を叩く音が始まりました。そこで
「え?あの人、もう輸出の分類終わったの!?早くない?」
と焦ったんです。電卓の音がうるさいのではないのです。
「いや、ちょっと待て。あの人、申告問題は後に回したか?」
と気づくまで少し時間がかかりました。完全に時間のロスです。
模試の結果は良くなかったけど、場に慣れるために会場受験したのは良かったと思っています。
関税協会の模試の結果、通関業法と関税法は6割以上取れており、実務の結果が非常に悪かったので、9月は実務の勉強しかしませんでした。
フォーサイトの教材には実務の直前対策講座が含まれていますが、この講座は輸出入申告の問題しかなく、計算問題が手薄でしたので、ネットで計算問題ドリル(関税協会)を取り寄せました。
9月はひたすら実務を解き、51回試験本番に臨んだ訳ですが、結果は関税法で5点足りず。受験生のクリアランスと言われ実務が簡単な年(税関エビフライ弁当胃薬付き)でした。
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