運行管理者(貨物) 合格記
あまり、気合を入れて「書くぞ!」と思うと、なかなか執筆が進みませんので、ここでは自分への覚書のような感じで書き残そうと思います。
社会に出てから何かを勉強しようとするとき、①独学か②通信講座か③通学講座かの選択に迫られます。運行管理者(貨物)の場合、③通学講座は無いので、①独学か②通信になる訳ですが、私には①独学の選択肢はありませんでした。「絶対に怠ける」自信があったからです。②通信講座で高いカネを払うことで自分を追い込み、なおかつ誰かにケツを叩いてもらわないとダメだと思いました。
そこで運行管理者(貨物)の通信講座を探したら(当時)1社だけありました。
ユーキャンです。早速申し込んだのは言うまでもありません。
私が申し込んだ当時は、職業訓練の制度が適用されてなかったので、普通に分割で支払いました。(4000円くらい×12回)一括と分割で600円くらいしか差がないのは、非正規雇用でお金が無い身としてはとてもありがたかった。
運行管理者(貨物)は5科目ありますので、ユーキャンの講座では科目別に5冊のテキストと1冊の過去問題集で計6冊の本が届きました。毎月1冊ずつ勉強して半年で合格を目指すものです。
課題の提出は郵送で、質問は郵送やFAX、ネットからも対応してくれます。
私はネットからしか質問してませんが、回答が返ってくるまでに通常でも数日かかりました。なので恐らく郵便で質問すれば、回答はもっと時間がかかると思います。質問回数は、確か1日3回までだったと思いますが、正直なところ、質問はほとんど使いませんでした。質問の必要が無いほど、テキストがわかりやすい内容だったというのもあると思います。また、私は計算問題が苦手で、計算問題が分からないときは、数学が得意な人に聞けば何とかなる程度の難易度でもありました。
各科目のテキストが非常に薄く、これで大丈夫か?と心配になりましたが、合格に必要なことは全て書かれていました。誤字脱字も少なく、ストレスなく勉強できたというのが正直なところです。
動画など、ネットでも学習できる仕組みがあるというので見てみましたが、ほとんど使いませんでした。当時は講座が始まったばかりで充実してなかったのか、ネットが使えない人への配慮であまり充実させてないのか分かりませんが、ネットで私が使ったのは、質問のところと、計画のところ(学習開始日と試験日を入れたら自動で課題提出日などの学習スケジュールを計算してくれる)だけです。
通関士を勉強した今思うのは、運行管理者(貨物)の勉強って、そこまで必死に勉強しなくても合格できるものだな、ということです。「勉強の練習」にちょうど良かった。
昼休みや、休みの日にテキストを読み(5か月)、試験1か月前から過去問題集を解く。私の場合、9月下旬から学習を開始し、3月始めに試験でしたので、テキスト読みのところを4か月でやり、過去問題集は2回転か3回転?くらいしましたが、それだけで合格できました。
試験当日は不安だらけだったので、テキスト5冊と過去問1冊とユーキャンの教材に入ってたハンドブックと・・・と、ものすごい量の荷物をリュックに詰めて持っていきましたが、緊張が過ぎてハンドブックなんか見ても心ここにあらずな感じで、過去問題集を解くと気持ちが落ち着きましたので、結局試験ギリギリまで過去問題集を解いてました。
また、運行管理者(貨物)の試験を受けるには基礎講習を受けないといけないのですが、その基礎講習でも多少、試験対策をしてくれます。今でも忘れられないのは「報告はニゴジュウ(2×5=10)で覚えてよ」という講師の言葉です。勉強した人なら、この言葉の意味が分かると思います笑。
あまり勉強に苦労した記憶が無く、合格という成功体験を掴むと、勉強が楽しくなるものです。自己採点で、運行管理者(貨物)の合格を確信した私は、合格発表を待つことなく、すぐに通関士の勉強に入っていきます。